エカテリーナ（2003年生、母ニシオマジョリック）

エカテリーナ（2003年2月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ロシアの女帝名」。毛色は鹿毛。種牡馬のキャプテンスティーヴ（当時6歳）と交配したニシオマジョリックが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）中島牧場。戦績は、中央平地15戦0勝、中央障害1戦0勝、地方5戦5勝。主な勝ち鞍は2007年の4歳以上C4二。

経歴

デビュー前

高橋隆厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

12月10日、デビュー戦は高橋亮騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

3歳（2006年）

2月5日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

10月18日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から31kg増やして迎えた4戦目は、高馬元紘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D6二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のレセパセをクビ差振り切って初白星を挙げた。

12月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳以上D5三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高馬元紘騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナムラシャンティを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2007年）

1月23日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上D2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高馬元紘騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモセグレトに2馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

2月8日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C7三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高馬元紘騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアップルロードに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月28日、中2週で迎えた8戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグレイトオリオンに6馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

7月21日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（4戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

5歳（2008年）

1月6日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋亮騎手（7戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

10月19日、約8か月半の休養明けで迎えた14戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村太雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

12月20日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田村太雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

6歳（2009年）

1月11日、中2週で迎えた17戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた18戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

4月19日、中9週で迎えた19戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた20戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく11着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた21戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。