サトノウインク（2005年生、母ウインクアットデエンジャー）

サトノウインク（2005年2月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のボストンハーバー（当時11歳）と交配したウインクアットデエンジャーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地13戦1勝、地方14戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タイヘイ牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,050万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、里見治によって3,202.5万円で落札された。

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

6月30日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って10着に敗れた。

10月7日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヨシサプライズをクビ差振り切って初白星を挙げた。

10月28日、中2週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のくるみ賞（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

3歳（2008年）

1月27日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は北村宏司騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に敗れた。

5月31日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

10月18日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた7戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく14着に終わった。

12月13日、中3週で迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

4歳（2009年）

2月21日、中9週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦1勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

5月2日、中9週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（5戦1勝）。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（6戦1勝）。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

5月31日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（7戦1勝）。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、6着を確保した。

8月8日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村宏司騎手（8戦1勝）。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

11月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに17kg増やして迎えた14戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた15戦目は、兵庫オーナーズカップ（周年）（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた16戦目は、西宮えべっさんの酒特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で寺地誠一騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で寺地誠一騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

5歳（2010年）

1月3日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で寺地誠一騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で寺地誠一騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた20戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーカップ（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

3月23日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は寺地誠一騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた22戦目は、武藤隆一騎手を鞍上に迎えて、サンケイリビングカップ（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた23戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた24戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C1一（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

6月29日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は武藤隆一騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

7月28日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた27戦目は、山本茜騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。