マイネルーシッド（2002年生、母マイネブリリアン）

マイネルーシッド（2002年2月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋輝く、光る」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時14歳）と交配したマイネブリリアンが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地31戦2勝2着6回。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額800万円（8万×100口）で一口馬主が募集された。

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月6日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は392kg。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

3歳（2005年）

1月10日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

3月12日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で吉田隼人騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

4月23日、中1週で迎えた6戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったナゾヲトクカギに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月8日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

6月18日、中5週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

7月3日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったシルキーオメガにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

7月17日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

8月21日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったリュウセイドラゴンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月10日、中2週で迎えた12戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスペシャルシチーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月24日、中1週で迎えた13戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の富里特別（中山芝2000m 小雨/稍重）に出走。17頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

12月24日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

4歳（2006年）

1月29日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

3月5日、中4週で迎えた16戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の寒狭川特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

4月2日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田隼人騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したグランフィナーレにクビ差届かず2着となった。

4月23日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（6戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（7戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

6月10日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（8戦0勝）。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

7月22日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隼人騎手（9戦0勝）。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた22戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた23戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた24戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したセンカクにクビ差届かず2着となった。

9月23日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の富里特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、5着に終わった。

10月29日、中4週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（10戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（11戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したマイネシャーナにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月10日、中3週で迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサクラインザダークをアタマ差振り切って2勝目を手にした。

5歳（2007年）

4月21日、約4か月半の休み明けで迎えた29戦目は、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は田中博康騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた30戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた31戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。