カッティングジェム（2020年生、母ディキシーランドジェム）

カッティングジェム（2020年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「宝石を研磨する。才能を磨いて珠玉となることを願って。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のShanghai Bobby（当時10歳）と交配したディキシーランドジェムが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はキヨタケ牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月22日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は498kg。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

3歳（2023年）

2月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシモズルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月19日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のセブンスストリートに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

4月9日、中2週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で池添謙一騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

6月10日、中8週で迎えた7戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

8月9日、中8週で迎えた8戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、武庫川特別（園田ダート1400m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフローラルドレスに4馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

11月12日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

4歳（2024年）

1月7日、中7週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

1月20日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（6戦1勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

3月3日、中5週で迎えた12戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた13戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの鈴鹿特別（中京ダート1400m 小雨/重）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

4月27日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。