シンシナティガール（2001年生、母エイシンメーズビル）

シンシナティガール（2001年4月10日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「オハイオ州の都市名＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のサザンヘイロー（当時18歳）と交配したエイシンメーズビルが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。戦績は、中央平地13戦1勝、地方18戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

武邦彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

12月27日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

3歳（2004年）

1月11日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

2月29日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

5月1日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武幸四郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、5着に終わった。

6月27日、中5週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた9戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/重）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のツルガオカアサヒに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

4歳（2005年）

1月5日、約5か月の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は力尽きて13着に終わった。

2月9日、中4週で迎えた13戦目は、初花月特別（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月8日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた15戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、白百合賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトウショウヴォイスを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月16日、中5週で迎えた16戦目は、バルーンカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したピュアインラヴを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

9月22日、中4週で迎えた17戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ファビィシューズ特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオールギャランテーに7馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

12月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（6戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2006年）

1月24日、中5週で迎えた19戦目は、ガーネット特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（7戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月25日、中4週で迎えた20戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

4月7日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた21戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、笠置特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

5月21日、中5週で迎えた22戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、新緑賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた23戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ゲンマ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月30日、中3週で迎えた24戦目は、さざなみ賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた25戦目は、スタールビー賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったボナンザーオペラにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

8月13日、中3週で迎えた26戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、サードニックス賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた27戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ドラマティックナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた28戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ハーベストムーン賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた29戦目は、リゲル賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた30戦目は、カペラ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

11月28日、中5週で迎えた31戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般B3四（大井ダート1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。