カズサスイセイ（1984年生、母ペガサスキリー）

カズサスイセイ（1984年4月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンアンサー（当時18歳）と交配したペガサスキリーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）グラン・ファーム。戦績は、中央平地14戦2勝、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は1988年の5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

松永勇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

2月28日、デビュー戦は本間忍騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るグロウオギハートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月15日、中1週で迎えた2戦目は、4歳400万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で本間忍騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

10月17日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本間忍騎手（2戦1勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で本間忍騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（福島ダート1000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は本間忍騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本間忍騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

4歳（1988年）

1月10日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本間忍騎手（6戦1勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた9戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上400万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキョウエイアケボノを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

3月5日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の小金井特別（東京ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は本間忍騎手（7戦1勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

4月3日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本間忍騎手（8戦1勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

5月8日、中4週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で本間忍騎手（9戦1勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は横田吉光騎手（2戦1勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

12月29日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた15戦目は、武智政明騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（1989年）

1月14日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3三四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武智政明騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武智政明騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3五（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で武智政明騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。