ヴァリアントジョイ（2017年生、母エプソムアイリス）
Valiant Joy
2017.04.19
ヴァリアントジョイ（2017年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勇敢な＋喜び。気高い雄々しい走りで喜びを分かち合いたい」。毛色は鹿毛。種牡馬のウインバリアシオン（当時9歳）と交配したエプソムアイリスが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は織笠 時男。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上C1。
経歴
デビュー前
1歳のとき、織笠時男から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、グランデファームによって270万円で落札された。
ローレルクラブにて総額1,000万円（5万×200口）で一口馬主が募集された。
畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2019年）
7月7日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。
7月28日、中2週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。
9月1日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい14着に敗れた。
9月14日、中1週で迎えた4戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。
10月5日、中2週で迎えた5戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。
10月26日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。
3歳（2020年）
4月18日、約6か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。
5月10日、中2週で迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。
5月30日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったコスモストライカーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。
6月21日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。
7月18日、中3週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。
8月15日、中3週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（4戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。
12月4日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったクリノホノオに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。
12月16日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオメガドラゴンに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。
12月29日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のシバノレイワをクビ差振り切って2勝目を手にした。
4歳（2021年）
1月21日、中2週で迎えた16戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって9着に敗れた。
2月2日、中1週で迎えた17戦目は、デンドロビウム賞（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。
2月25日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C1一（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。
3月10日、中1週で迎えた19戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2 C1（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。
3月31日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。
7月23日、約4か月の休養明けで迎えた21戦目は、田村直也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。
8月13日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田村直也騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。
8月27日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田村直也騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。
5歳（2022年）
3月24日、約7か月の休み明けで迎えた24戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。
4月13日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。
4月29日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C1 C2（園田ダート820m 曇/不良）に出走。鞍上は田村直也騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。
5月18日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアメリカンポーロを3/4馬身振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。
6月10日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフジノラビットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて4勝目を奪取した。
6月30日、中2週で迎えた29戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったメイショウマサカツに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。
7月21日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったメイショウバイランをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。
デビュー前
1歳のとき、織笠時男から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、グランデファームによって270万円で落札された。
ローレルクラブにて総額1,000万円（5万×200口）で一口馬主が募集された。
田中範雄厩舎（兵庫）へ入厩。
9月2日、デビュー戦は松木大地騎手を鞍上に据えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての6番ゲートからスタート。競走除外となった。