ハイエストジンク（1996年生、母オープニングナイト）

ハイエストジンク（1996年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時8歳）と交配したオープニングナイトが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日田牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方28戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年のアルタイル特別(一般B2)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,200万円（30万×40口）で一口馬主が募集された。

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

5月9日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた2戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/不良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた6戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月19日、中4週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の紅花特別（上山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴールデンバッハから4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2000年）

6月18日、約8か月の休み明けで迎えた9戦目は、埋橋浩樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた10戦目は、一般B3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で埋橋浩樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた11戦目は、一般B3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で埋橋浩樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のツルミゴールドをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

8月1日、中1週で迎えた12戦目は、ひまわり賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で埋橋浩樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた13戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で埋橋浩樹騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のマルキンオーを3/4馬身振り切って2勝目を手にした。

8月29日、中1週で迎えた14戦目は、恋路賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で埋橋浩樹騎手（5戦2勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

9月25日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、白百合賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で埋橋浩樹騎手（6戦2勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた16戦目は、一般B2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で埋橋浩樹騎手（7戦2勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた17戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で埋橋浩樹騎手（8戦2勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

5歳（2001年）

1月4日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、一般B3（金沢ダート1500m 雪/不良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

4月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg絞って迎えた19戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず最後はヒミノロッチと並んで4着同着となった。

6月18日、中6週で迎えた21戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

7月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

7月16日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた23戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺壮騎手（2戦0勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月12日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシャネルレディに1馬身の差をつけて3勝目を収める

9月10日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた29戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（5戦1勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（7戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた32戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、一般C1（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

6歳（2002年）

4月13日、約4か月半の休養明けで迎えた33戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

5月6日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は江下英昭騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。