トーアファラオ（1990年生、母トーアシュプール）

トーアファラオ（1990年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマグニテユード（当時15歳）と交配したトーアシュプールが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道虻田郡豊浦町、生産者は（有）トーア牧場。戦績は、中央平地9戦1勝、地方30戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

元石正雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

11月1日、デビュー戦は池田賀一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

11月15日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田賀一騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

12月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして悠々と抜け出し、最後は2着のフォスタールビーに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月26日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

3歳（1993年）

1月10日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

2月14日、中4週で迎えた6戦目は、武藤善則騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下の芝桜賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

7月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（福島ダート1000m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

10月4日、中8週で迎えた10戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、4歳（盛岡ダート1420m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のセンダンルーキーに3馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

10月18日、中1週で迎えた11戦目は、小竹清一騎手を鞍上に迎えて、4歳（盛岡ダート1420m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったコシノハナから2馬身半差の2着に敗北した。

10月31日、中1週で迎えた12戦目は、山本裕次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳（盛岡ダート1750m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた13戦目は、4歳（水沢ダート1600m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小竹清一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったアインオスカーからクビ差の2着に甘んじた。

12月12日、中1週で迎えた14戦目は、4歳（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4歳（1994年）

1月4日、中2週で迎えた15戦目は、5歳（水沢ダート1600m 小雪/重）に出走。鞍上は山本裕次郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月11日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた16戦目は、一般（盛岡ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本裕次郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月8日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、一般（水沢ダート1420m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本裕次郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた18戦目は、一般（水沢ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本裕次郎騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた19戦目は、一般（水沢ダート1420m 曇/稍重）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のビューティルーブルに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

7月4日、中3週で迎えた20戦目は、一般（盛岡ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は小竹清一騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月18日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、一般（盛岡ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のサカモトルーキーに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月13日、中3週で迎えた22戦目は、一般（水沢ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は山本裕次郎騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた23戦目は、一般（水沢ダート1420m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本裕次郎騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた24戦目は、一般（水沢ダート1420m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本裕次郎騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた25戦目は、一般（盛岡ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（4戦3勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた26戦目は、一般（盛岡ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（5戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のカミノトップジーに2馬身の差をつけて制した。

11月19日、中1週で迎えた27戦目は、一般（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本裕次郎騎手（8戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた28戦目は、一般（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本裕次郎騎手（9戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた29戦目は、一般（水沢ダート1420m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本裕次郎騎手（10戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（1995年）

1月8日、中2週で迎えた30戦目は、一般（水沢ダート1420m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本裕次郎騎手（11戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のラディッシュボーイに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、一般（盛岡ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本裕次郎騎手（12戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルオーキッドに2馬身の差をつけて7勝目を掴み取った。

5月6日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた32戦目は、千田知幸騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月21日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた33戦目は、一般（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山本裕次郎騎手（13戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月10日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた34戦目は、一般（水沢ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本裕次郎騎手（14戦2勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月23日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた35戦目は、一般（盛岡ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本裕次郎騎手（15戦2勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた36戦目は、一般（盛岡ダート1420m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本裕次郎騎手（16戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた37戦目は、一般（水沢ダート1420m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山本裕次郎騎手（17戦2勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた38戦目は、一般（水沢ダート1420m 小雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で山本裕次郎騎手（18戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた39戦目は、遠藤真吾騎手を鞍上に迎えて、シルバーステッキ賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。