カムシャイン（1990年生、母ライトラポー）

カムシャイン（1990年5月4日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニシノライデン（当時9歳）と交配したライトラポーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信岡牧場。戦績は、中央平地12戦2勝2着1回、中央障害11戦2勝2着2回。1995年の小倉障害ステークス(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

戸山為夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

5月22日、デビュー戦は小谷内秀夫騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神芝2200m 雨/良）に出走。馬体重は430kg。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したサンカンオーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

6月6日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のミスターリーマンを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

6月27日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下のひるがお賞（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小谷内秀夫騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

7月24日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、4歳以上500万下の三面川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で小谷内秀夫騎手（3戦1勝）。17頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、5着に終わった。

8月28日、中4週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の赤倉特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた6戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の豊中特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた8戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のヒゼンノムサシオーに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

11月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上900万下の北大路特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

4歳（1994年）

3月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’94グローバルカップ（中山芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の日豊特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の’94ブルードメアサイヤーズステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

5月22日、中5週で迎えた13戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったグレイトウォールからクビ差の2着となった。

7月31日、中6週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村卓士騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のリュウドラゴンに3馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

9月11日、中5週で迎えた16戦目は、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で北村卓士騎手（3戦1勝）。4頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のブライティアに5馬身の差をつけて4勝目をマークした。

5歳（1995年）

1月16日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で北村卓士騎手（4戦2勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月11日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（春）（東京障害芝3300m 晴/良）に56kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で北村卓士騎手（5戦2勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月25日、約4か月半の休み明けで迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で北村卓士騎手（6戦2勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた20戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、小倉障害ステークス（小倉障害芝2950m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（1996年）

1月15日、約6か月の休み明けで迎えた21戦目は、障害5歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は北村卓士騎手（7戦2勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムミサイルから6馬身差の2着となった。

2月10日、中3週で迎えた22戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、ハンデ重賞の東京障害特別（春）（東京障害芝3300m 晴/良）に56kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（春）（阪神障害芝3150m 晴/稍重）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は林満明騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。