マドンナブラボー（2003年生、母キャロルブラボー）

マドンナブラボー（2003年3月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「聖母万歳」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時7歳）と交配したキャロルブラボーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）宮内牧場。戦績は、中央平地37戦3勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、宮内牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

8月28日、デビュー戦は高井彰大騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は470kg。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

9月17日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高井彰大騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高井彰大騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

3歳（2006年）

1月28日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は高井彰大騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた6戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のルスナイサンバをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

4月23日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は高井彰大騎手（4戦0勝）。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月14日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高井彰大騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、6着に入り込んだ。

6月24日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は高井彰大騎手（6戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のナムラクニヒメに1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

8月13日、中6週で迎えた12戦目は、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で高井彰大騎手（7戦1勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高井彰大騎手（8戦1勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のおおぞら特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高井彰大騎手（9戦1勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず14着に終わった。

4歳（2007年）

5月5日、約7か月半の休養明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高井彰大騎手（10戦1勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

6月16日、中5週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高井彰大騎手（11戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた17戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月29日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は高井彰大騎手（12戦1勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るレースドールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて3勝目を挙げた。

9月15日、中6週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のおおぞら特別（札幌芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

5歳（2008年）

4月27日、約7か月半の休み明けで迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の糺の森特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は高井彰大騎手（13戦2勝）。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の有松特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高井彰大騎手（14戦2勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の京橋特別（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で高井彰大騎手（15戦2勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の桜島特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で高井彰大騎手（16戦2勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた25戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の白鳥大橋特別（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

9月15日、中3週で迎えた26戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の北斗賞（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

6歳（2009年）

4月19日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた27戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

5月23日、中4週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた28戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は高井彰大騎手（17戦2勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

7月19日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の桜島特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた31戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり6着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた33戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

7歳（2010年）

1月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた34戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の北大路特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた35戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の中京スポニチ賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた36戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は高井彰大騎手（18戦2勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた37戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。