エスアルビヒーロー（1987年生、母フセノカオリ）

エスアルビヒーロー（1987年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のテユデナム（当時17歳）と交配したフセノカオリが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は貞廣牧場。戦績は、中央平地12戦2勝、地方3戦0勝。1989年の中京3歳ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

島崎宏厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

11月12日、デビュー戦は田原成貴騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は488kg。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシロキタマサルに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月2日、中2週で迎えた2戦目は、3歳400万下のエリカ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた3戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの中京3歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のホシビーブに1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

3歳（1990年）

1月14日、中3週で迎えた4戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

2月11日、中3週で迎えた5戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（阪神芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた6戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのすみれ賞（阪神芝2200m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい4着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた8戦目は、3歳オープンの春蘭ステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

5月13日、中3週で迎えた9戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた10戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた11戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの白百合ステークス（阪神芝2000m 雨/不良）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

9月8日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、合谷喜壮騎手を鞍上に迎えて、スカイブルーステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

6歳（1993年）

4月20日、約32か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた13戦目は、岡島玉一騎手を鞍上に迎えて、日勝特別（帯広ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた14戦目は、大空特別（帯広ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡島玉一騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた15戦目は、角川秀樹騎手を鞍上に迎えて、勝毎特別（帯広ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。