アムネスティ（2013年生、母ミゼリコルデ）

アムネスティ（2013年3月23日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「恩赦。全姉名（マーシフルハート）、母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時11歳）と交配したミゼリコルデが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2016年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

4月2日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた2戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、最後はニシノソレイユと並んで6着同着となった。

5月8日、中1週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のアズナヴァルに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

5月22日、中1週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のサバンナロードを半馬身振り切って2勝目を奪取した。

4歳（2017年）

4月9日、約10か月半の休養明けで迎えた5戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では全く伸びず15着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上1000万下の石和特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

5月27日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上1000万下の葉山特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

6月25日、中3週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

11月11日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

5歳（2018年）

2月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

4月14日、中9週で迎えた11戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に敗れた。

6歳（2019年）

2月24日、約10か月半の休み明けで迎えた12戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。