ソイカウボーイ（2015年生、母シャイニングサヤカ）

ソイカウボーイ（2015年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「大豆＋カウボーイ」。毛色は栗毛。種牡馬のトビーズコーナー（当時7歳）と交配したシャイニングサヤカが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は伏木田牧場。2017年の兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)で3着に入った他、2018年の楠賞(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、伏木田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2017年）

7月12日、デビュー戦は岩橋勇二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアフリカファーストに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月15日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ2（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のデニストンに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

9月3日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦2勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に敗れた。

10月25日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳地方重賞のサッポロクラシックカップ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のデニストンに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月21日、中3週で迎えた5戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた6戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

3歳（2018年）

1月17日、中4週で迎えた7戦目は、3歳戦のアジュディミツオー・メモリアル（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

10月2日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、北海道えぞまつ特別1（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ソルサリエンテにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月1日、中3週で迎えた9戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、門別グランシャリオジョッキーズ2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のリンノゲレイロをハナ差振り切って断トツ人気に応えた。

11月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の楠賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のワークアンドラブに2馬身半の差をつけて制した。

4歳（2019年）

9月25日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、雄武の宝うまいもんまつり特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったメイプルグレイトを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

10月29日、中4週で迎えた12戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のゴールド争覇オープン（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた13戦目は、地方重賞の笠松グランプリ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

5歳（2020年）

6月30日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた14戦目は、すずらん特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアルジャーノンに1馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を制した。

9月9日、中9週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた15戦目は、ミニトマト「太陽の瞳」特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（7戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のウワサノコウタロウに1馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

9月22日、中1週で迎えた16戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のウポポイオータムスプリント（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月5日、中5週で迎えた17戦目は、地方重賞の道営スプリント（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（8戦5勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6歳（2021年）

4月21日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、ナダル・プレミアム（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（9戦5勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

5月4日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた19戦目は、地方重賞のコスモバルク記念（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（10戦5勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた20戦目は、Jpn3の北海道スプリントカップ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（11戦5勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

2021年9月2日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。