イチエイムサシ（2004年生、母グランダーム）

Ichiei Musashi

2004.03.18

イチエイムサシ（2004年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主名より＋武蔵」。毛色は鹿毛。種牡馬のクリプティックラスカル（当時9歳）と交配したグランダームが13歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はモトスファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方3戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の一般C4-5。

経歴

デビュー前

浅野洋一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

8月27日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は472kg。17頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

12月3日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

4歳（2008年）

5月4日、約17か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた5戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上キープして、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコアレスブランコに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月26日、中2週で迎えた6戦目は、一般C4-3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月7日、中5週で迎えた7戦目は、一般C4-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したブラックダリアを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。