マチカネコウバイ（2003年生、母マチカネハナマツリ）

マチカネコウバイ（2003年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋紅梅」。毛色は鹿毛。種牡馬のマチカネフクキタル（当時9歳）と交配したマチカネハナマツリが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）待兼牧場。戦績は、中央平地19戦0勝、地方6戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の一般D1-2。

経歴

デビュー前

武邦彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

1月28日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた2戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

2月25日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

4月1日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

5月20日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で竹之下智昭騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

7月16日、中7週で迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた7戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

8月20日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、息の入らないペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のオメガトレンディを3/4馬身振り切って1位に入線したが、その後13着に降着となった。

9月30日、中5週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

10月26日、中3週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、星置川特別（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

4歳（2007年）

4月19日、約6か月の休養明けで迎えた11戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（門別ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた12戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（門別ダート1200m 雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサクラピカイチを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月16日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、一般D3-1（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月29日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、一般D3-1（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のエムオーチェイサーをクビ差制して待望の初勝利を挙げた。

6月27日、中3週で迎えた15戦目は、一般D1-2（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のケイショウコバンに2馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

10月21日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は竹之下智昭騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた17戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた18戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の刈谷特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

5歳（2008年）

1月20日、中7週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた22戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の桑名特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

8月17日、約5か月の休養明けで迎えた23戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦0勝）。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

8月31日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の別府特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（4戦0勝）。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（5戦0勝）。17頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は力尽きて17着に終わった。