オブシディアン（2011年生、母プレイサイレンス）

オブシディアン（2011年4月26日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「黒曜石。パワーストーン、矢や刃物にも使用された石」。毛色は青鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時12歳）と交配したプレイサイレンスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方10戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台コーポレーション白老ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ノースヒルズによって1,386万円で落札された。

笹田和秀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

8月4日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は462kg。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。

11月2日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

3歳（2014年）

3月21日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたアガスティア決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月3日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

8月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に敗れた。

10月16日、中7週で馬体重を前走から30kg戻して迎えた7戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八九（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2八九（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた9戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

12月17日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

4歳（2015年）

1月6日、中2週で迎えた11戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、危険ドラッグ撲滅祈念（川崎ダート1400m 雨/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したソーホワットを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

1月29日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2十一十二十三（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

5月13日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、週刊ギャロップ新装刊記念（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2八九（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2十一十二（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山林堂信彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3二（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山林堂信彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。