フランコイメル（2018年生、母ケンコウランハート）

フランコイメル（2018年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「素直(西)+冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のベルシャザール（当時10歳）と交配したケンコウランハートが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者はヤマイチ牧場。戦績は、中央平地2戦0勝。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヤマイチ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ケーエスHDによって1,674万円で落札された。

武英智厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

1月10日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

3月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月1日、中4週で迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

5月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったクリノドラゴンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

6月6日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のネビーイームをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

4歳（2022年）

3月13日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアサケレディに3/4馬身届かず2着となった。

4月16日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月28日、中5週で迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの荒川峡特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの春日井特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

10月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた11戦目は、川端海翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

5歳（2023年）

4月1日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラスの4歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

4月15日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラスの4歳以上1勝クラス（阪神芝2400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は松田大作騎手（2戦0勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、リードを5馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のスタティスティクスに2馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

7月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月21日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鳴滝特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの3歳以上2勝クラス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

2023年11月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。