フローラルパーク（2016年生、母フェアノータム）

フローラルパーク（2016年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ニューヨーク州にある駅の名前」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時13歳）と交配したフェアノータムが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はムラカミファーム。戦績は、中央平地1戦0勝。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上2勝クラス。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ムラカミファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,134万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、高橋正雄によって939.6万円で落札された。5歳のとき、高橋正雄から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ムラカミファームによって1,870万円で落札された。

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

7月29日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず4着に終わった。

3歳（2019年）

1月5日、約5か月半の休養明けで迎えた2戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のケイアイビリジアンに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

6月23日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

10月20日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、ラーナアズーラに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中3週で迎えた6戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカシノブレンドに2馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

4歳（2020年）

2月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のコーラルプリンセスをアタマ差振り切って3勝目を収める

4月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの鎌倉ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではいいところがなく15着に敗れた。

8月15日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのTVh賞（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

2020年12月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。