タイセイマグナム（2008年生、母セッテルンルン）

タイセイマグナム（2008年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋銃弾」。毛色は栗毛。種牡馬のスターリングローズ（当時11歳）と交配したセッテルンルンが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松本信行。戦績は、中央平地21戦1勝2着1回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松本信行から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、田中成奉によって210万円で落札された。

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

7月25日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のネバープリンスに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月19日、約5か月の休み明けで迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

3歳（2011年）

1月15日、中3週で迎えた3戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったクィーンオブライフに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

1月30日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

4月10日、中9週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、5着を確保した。

6月19日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

7月31日、中5週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

8月21日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で国分恭介騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

9月19日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で国分恭介騎手（6戦1勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、非常に速いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

10月29日、中5週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で国分恭介騎手（7戦1勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

4歳（2012年）

11月17日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で国分恭介騎手（8戦1勝）。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

12月15日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた15戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

5歳（2013年）

1月14日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（9戦1勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

1月27日、中1週で迎えた17戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

2月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

4月28日、中5週で迎えた21戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

7月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、キングカメハメハ・プレミアム（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた23戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、胆振軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた24戦目は、日高建設協会特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で馬渕繁治騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。