アスターキング（2010年生、母ヒサクィーン）

アスターキング（2010年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王」。毛色は栗毛。種牡馬のクリストワイニング（当時13歳）と交配したヒサクィーンが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）新井牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

6月23日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京ダート1200m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

8月19日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトップエトワールに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月7日、中6週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

12月8日、中8週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

3歳（2013年）

1月20日、中5週で迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

3月10日、中3週で迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヤマニンブルジョンを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4月7日、中3週で迎えた9戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい16着に終わった。

4歳（2014年）

2月16日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて13着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた11戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて11着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

12月6日、約7か月半の休養明けで迎えた13戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

5歳（2015年）

1月4日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

3月1日、中7週で迎えた15戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 小雨/不良）に出走。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。