サンマルダンサー（2008年生、母ジェイドロダンサー）

サンマルダンサー（2008年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のリンカーン（当時8歳）と交配したジェイドロダンサーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は八島夕起子。戦績は、中央平地6戦0勝、地方38戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の3歳。

経歴

デビュー前

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

2月6日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた2戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

8月19日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた3戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた4戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のトーセンミウラに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月22日、中1週で迎えた5戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

11月9日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の一般C23（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキチロクアユを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月24日、中1週で迎えた8戦目は、JAぎふ農業まつり特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

4歳（2012年）

1月8日、中5週で迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

3月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の豊橋特別（中京芝1400m 晴/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。最後は脚勢が衰えて18着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2000m 雨/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

6月23日、中9週で迎えた12戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の種市特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

7月22日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスイートバーグマンに6馬身の差をつけて1番人気に応えた。

8月15日、中2週で迎えた14戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

8月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

9月9日、中1週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた16戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

9月22日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、ヤングジョッキーレース（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は村松翔太騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のカシノマリンに1馬身の差をつけて優勝

10月7日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C2 23（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく3着に敗れた。

10月26日、連闘で迎えた20戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-40（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた21戦目は、チャレンジレース（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は村松翔太騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

11月25日、連闘で迎えた22戦目は、3歳以上C2 41（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田順治騎手（2戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったミスプリシラを半馬身捉え切れず2着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた23戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、チャレンジレース（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったケイティドリームに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月16日、連闘で迎えた24戦目は、3歳以上C2 35（佐賀ダート1300m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず3着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C2 24（佐賀ダート1400m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で川島拓騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のサダムウイズダムに2馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

5歳（2013年）

1月13日、中1週で迎えた26戦目は、千両賞（佐賀ダート1400m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で川島拓騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C2 36（佐賀ダート1300m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で川島拓騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

2月2日、連闘で迎えた28戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1400m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で川島拓騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた29戦目は、チャレンジレース（佐賀ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で川島拓騎手（6戦1勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

2月24日、連闘で迎えた30戦目は、4歳以上C2 34（佐賀ダート1300m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で川島拓騎手（7戦1勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた31戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

3月17日、連闘で迎えた32戦目は、4歳以上C2 34（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

4月13日、中3週で迎えた33戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

4月21日、連闘で迎えた34戦目は、4歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（2戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く3着に敗れた。

4月29日、連闘で迎えた35戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた36戦目は、4歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

5月11日、連闘で迎えた37戦目は、チャレンジシリーズ第5戦（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は川島拓騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた38戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のローレルゼストを半馬身振り切って6勝目をつかんだ。

6月8日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた40戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は田中純騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた41戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったブラックレインに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月20日、中1週で迎えた42戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた43戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

8月25日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた44戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。