イェーガーオレンジ（2014年生、母ラタフィア）

イェーガーオレンジ（2014年4月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ドイツのリキュールにオレンジジュースを組み合わせたカクテル」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時13歳）と交配したラタフィアが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地9戦0勝2着2回、地方6戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2017年の金澤きもの小町特別(一般A2二)。

経歴

デビュー前

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

10月23日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

11月26日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

3歳（2017年）

1月14日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

4月15日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

5月7日、中2週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したデリスモアにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったサンライズマジックにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（3戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、6着に終わった。

9月24日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、東間大花火特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のガッツで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったヤマノミラクルにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

10月8日、中1週で迎えた11戦目は、金澤きもの小町特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るラストノートをアタマ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

10月22日、中1週で迎えた12戦目は、日本伝統工芸展金沢展特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったヒカルカミヒコーキに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月5日、中1週で迎えた13戦目は、中学校古典教室特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい7着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた14戦目は、楽天競馬10周年特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた15戦目は、カニ汁大鍋の振る舞い特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田弘治騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。