シェリルウーマン（1998年生、母シャンハイリル）

シェリルウーマン（1998年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のメジロライアン（当時11歳）と交配したシャンハイリルが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）パシフイック牧場。戦績は、中央平地16戦2勝2着1回。2001年のスイートピーステークス(オープン牝)に勝利した他、2001年のジュニアカップ(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

12月10日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジーティーピュアに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2001年）

1月6日、中3週で迎えた2戦目は、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたニシノコマンド決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

1月29日、中2週で迎えた3戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月10日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月29日、中6週で迎えた5戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 小雨/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のリキセレナードに1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

5月20日、中2週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

4歳（2002年）

10月20日、約17か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の立冬特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の真間川特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（6戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた10戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の南総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。

5歳（2003年）

2月8日、中7週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の清澄特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（7戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

3月9日、中3週で迎えた13戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず11着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた14戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の高尾特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。