ミラキュラスシティ（2017年生、母ユアザイオン）

ミラキュラスシティ（2017年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時14歳）と交配したユアザイオンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はスカイビーチステーブル。主な勝ち鞍は2020年の東京メトロポリタンウィーク賞。

経歴

デビュー前

高橋清顕厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2019年）

12月26日、デビュー戦は千田洋騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は488kg。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

3歳（2020年）

1月20日、中3週で迎えた2戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた3戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

10月5日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた4戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の東京メトロポリタンウィーク賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るコーラルプリンスを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月6日、中4週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井章騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井章騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井章騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出したが、3着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井章騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4歳（2021年）

1月18日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2十二十三十四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井章騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月15日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉井章騎手（6戦1勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2十二十三（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で吉井章騎手（7戦1勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十一十二十三（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で吉井章騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したミカードに半馬身届かず2着となった。

4月13日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2十十一（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉井章騎手（9戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

8月5日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉井章騎手（10戦1勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で吉井章騎手（11戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた16戦目は、2020世界がいつかまた、騒がしくありますように。賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で吉井章騎手（12戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた17戦目は、品川かえで賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は千田洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3三四五（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で千田洋騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた19戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田洋騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマグレに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月16日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で千田洋騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したヨリクンロードに半馬身届かず2着となった。

12月8日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で千田洋騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2五六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で千田洋騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

デビュー前

赤嶺亮厩舎（大井）へ入厩。

1月24日、デビュー戦は千田洋騎手を鞍上に据えて、北沢川賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての8番ゲートからスタート。競走除外となった。

5歳（2022年）

6月6日、約5か月半の休養明けで迎えた23戦目は、一般C2十十一十二（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で千田洋騎手（7戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

6月27日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で千田洋騎手（8戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた25戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で千田洋騎手（9戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したアポロモーリアンを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月9日、中5週で迎えた26戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で千田洋騎手（10戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のタイムパワーに2馬身半の差をつけて順当に勝利した。

10月3日、中2週で迎えた27戦目は、あだワンCMグランプリ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で千田洋騎手（11戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったジェイケイウルルに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月31日、中3週で迎えた28戦目は、一般C2十一十二十三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で千田洋騎手（12戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6歳（2023年）

8月1日、約9か月の休養明けで迎えた29戦目は、一般C3五六（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で千田洋騎手（13戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3四五（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で千田洋騎手（14戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた31戦目は、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で千田洋騎手（15戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

7歳（2024年）

2月13日、約5か月半の休み明けで迎えた32戦目は、一般C3八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で千田洋騎手（16戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた33戦目は、一般C3七八（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で千田洋騎手（17戦2勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサマーストーリーを半馬身捉え切れず2着となった。

3月20日、中2週で迎えた34戦目は、一般C3六七八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で千田洋騎手（18戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた35戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエムジェイホープを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

4月23日、中1週で迎えた36戦目は、一般C3四五（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のロンギングママーに3馬身の差をつけて順当に勝利した。