ポジティヴィズム（2009年生、母エーピーモモ）

ポジティヴィズム（2009年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「実証主義」。毛色は芦毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時17歳）と交配したエーピーモモが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は山岡ファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方9戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年のびわ賞(C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山岡ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、山岡ファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、池谷誠一によって157.5万円で落札された。

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

2月11日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

5月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

12月12日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

4歳（2013年）

7月19日、約7か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のハレーをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

8月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るモズペルファを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて制した。

8月28日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したベルガモットティーにアタマ差届かず2着に甘んじた。

10月2日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワンダービジューに3馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

11月7日、中2週で迎えた10戦目は、びわ賞（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のメイショウゲンナイに2馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

11月26日、中2週で迎えた11戦目は、るくりあ賞（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（8戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。