フォレストサンディ（1999年生、母ユートパトラー）

フォレストサンディ（1999年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「森＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時6歳）と交配したユートパトラーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）チャンピオンズファーム。戦績は、中央平地12戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

3月24日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未出走（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた4戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で服部剛史騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で服部剛史騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったシルヴァーアピールに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中2週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルゲフュールを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

12月15日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は服部剛史騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

4歳（2003年）

1月5日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で服部剛史騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

1月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着を確保した。

2月9日、中1週で迎えた11戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、ブルーツイスターに交わされて1馬身差の2着となった。

3月23日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。