リルフロスト（2021年生、母リルティングインク）

リルフロスト（2021年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名より+氷結。父名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のスノードラゴン（当時13歳）と交配したリルティングインクが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2025年の一般B7。

経歴

デビュー前

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

6月17日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー東京（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚がパッとせず15着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた2戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦の2歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦の2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木大輔騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい4着に終わった。

10月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦の2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい9着に敗れた。

3歳（2024年）

2月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が悪くなり16着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

6月8日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

6月15日、連闘で迎えた10戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

6月23日、連闘で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

デビュー前

今井輝和厩舎（川崎）へ入厩。

8月5日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、3歳戦の鶫賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。13頭立ての9番ゲートからスタート。出走取消となった。

9月2日、中9週で迎えた12戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエストレージャ賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

10月9日、中4週で迎えた13戦目は、長谷賞（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

11月14日、中4週で迎えた14戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート920m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

11月25日、中1週で迎えた15戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、ユウスペシャルに交わされて4馬身差の2着となった。

12月6日、中1週で迎えた16戦目は、一般C5（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のフジファンタジスタに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月24日、中2週で迎えた17戦目は、望月洵輝騎手を鞍上に迎えて、一般B11（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のレイヌドサーブルに1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

4歳（2025年）

1月3日、中0週で迎えた18戦目は、一般B7（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のダバイグラスノスチを半馬身振り切って断然の支持に応えた。

1月14日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた19戦目は、やぎ座特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

2月10日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、カペラ特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のペイシャリルキスに1馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

2月26日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた21戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、三寒四温特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた22戦目は、芳春特別（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（5戦3勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた23戦目は、春色特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（6戦3勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた24戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、おひつじ座特別（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた25戦目は、うしかい座特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた26戦目は、こぐま座特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた27戦目は、薄暑特別（名古屋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（7戦3勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた28戦目は、小笠原羚騎手を鞍上に迎えて、ふたご座特別（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

6月13日、中0週で迎えた29戦目は、こと座特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小笠原羚騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた30戦目は、一般B6（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小笠原羚騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、カラヲヤブレに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月21日、中1週で迎えた31戦目は、一般B4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小笠原羚騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた32戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は望月洵輝騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったミクロフィラムに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月3日、中1週で迎えた33戦目は、一般B3（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で望月洵輝騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた34戦目は、うろこ雲特別（名古屋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた35戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、レグルス特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。