リョウガ（2005年生、母メイショウノハナ）

リョウガ（2005年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「凌駕」。毛色は鹿毛。種牡馬のジョリーズヘイロー（当時18歳）と交配したメイショウノハナが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、中央障害1戦0勝、地方24戦7勝2着7回。主な勝ち鞍は2009年の名古屋チャレンジカップヴァルカン賞(一般)。

経歴

デビュー前

安田伊佐夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

12月8日、デビュー戦は田中健騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は524kg。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

3歳（2008年）

3月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

4月25日、中5週で迎えた3戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のガンバレ笠松けいば杯（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスプリングバレルに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

5月29日、中4週で迎えた4戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、パワーインパクトにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の頑張れ!笠松競馬騎手会!!（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスズランクリークにアタマ差届かず2着に甘んじた。

7月21日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエーシンパンコルトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利をモノにする

8月15日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で東川公則騎手（5戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアラムーに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

8月29日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で東川公則騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた10戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の第11弾頑張れ笠松競馬騎手会（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で湯前良人騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンチーターに5馬身の差をつけて3勝目をマークした。

10月17日、中2週で迎えた12戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月27日、中0週で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は東川公則騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた14戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は湯前良人騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったパワーインパクトに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月26日、中1週で迎えた15戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で湯前良人騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた16戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で湯前良人騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオグリブラックに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月30日、中2週で迎えた17戦目は、さざんか特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で湯前良人騎手（5戦2勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

4歳（2009年）

1月8日、連闘で迎えた18戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で湯前良人騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のサンマルアタックを3/4馬身振り切って下馬評通りの実力を証明した。

1月21日、中1週で迎えた19戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で湯前良人騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた20戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で湯前良人騎手（8戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったスズナに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月24日、中1週で迎えた21戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で湯前良人騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したメモリースラッシュを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月13日、中1週で迎えた22戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で湯前良人騎手（10戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のナリタラベンダーに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月16日、中8週で迎えた23戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

6月17日、中4週で迎えた24戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシークレバーに2馬身の差をつけて優勝

7月22日、中4週で迎えた25戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、あじめ峡特別（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったタキオンシチーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月16日、中3週で迎えた26戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鹿屋特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

5歳（2010年）

4月8日、約8か月の休み明けで迎えた27戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、由良川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

6月6日、中7週で迎えた28戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

7月18日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月8日、中6週で迎えた30戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、鈴蘭特別（笠松ダート1800m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。