ワンアームドシザー（2013年生、母テイラーバートン）

ワンアームドシザー（2013年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「曲名」。毛色は鹿毛。種牡馬のワークフォース（当時6歳）と交配したテイラーバートンが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方3戦2勝。主な勝ち鞍は2016年の一般C2六。

経歴

デビュー前

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

1月16日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は504kg。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた2戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

4月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた4戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

5月29日、中2週で迎えた5戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/重）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

8月22日、中6週で迎えた8戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

8月28日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサンナシュアに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月11日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコウギョウドライヴを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。