インプレス（2019年生、母ベアトリスⅡ）

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、前田幸治によって5,940万円で落札された。

2歳（2021年）

9月26日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 雨/重）に出走。馬体重は518kg。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったトゥーサンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月23日、中3週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線に入ると、前で粘るエンドロールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

12月11日、中6週で迎えた3戦目は、2歳1勝クラスのエリカ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

3歳（2022年）

4月2日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳1勝クラスのアザレア賞（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシェルビーズアイをアタマ差振り切って2勝目を掴み取った。

9月18日、約5か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラスの木曽川特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

10月22日、中4週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの兵庫特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克駿騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のレッドバリエンテをクビ差振り切って3勝目をマークした。

11月19日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上3勝クラスの尼崎ステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克駿騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のストリクトコードを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2023年）

2月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、G2の京都記念（阪神芝2200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で鮫島克駿騎手（6戦3勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

4月8日、中7週で迎えた9戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克駿騎手（7戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

5月7日、中3週で迎えた10戦目は、メトロポリタンステークス（東京芝2400m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で鮫島克駿騎手（8戦3勝）。17頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

6月3日、中3週で迎えた11戦目は、G3の鳴尾記念（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で鮫島克駿騎手（9戦3勝）。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

9月3日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月9日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り曇/重）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

11月26日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

5歳（2024年）

1月14日、中6週で迎えた15戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

3月17日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、名古屋城ステークス（中京ダート1800m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。