コスミックライナー（1988年生、母ヤクモペンダス）

コスミックライナー（1988年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダイナコスモス（当時5歳）と交配したヤクモペンダスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道有珠郡壮瞥町、生産者は寺嶋信雄。戦績は、中央平地20戦2勝、地方9戦0勝。1990年の萩ステークス(オープン)で3着に入った他、1990年の野路菊ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

7月21日、デビュー戦は西浦勝一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい4着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西浦勝一騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミホノテイオーに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月2日、中1週で迎えた4戦目は、2歳G3の小倉3歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で西浦勝一騎手（3戦1勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず最後はマルブツパワフルと並んで10着同着となった。

9月22日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西浦勝一騎手（4戦1勝）。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下の黄菊賞（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で西浦勝一騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

10月13日、連闘で迎えた7戦目は、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で西浦勝一騎手（6戦1勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で西浦勝一騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた9戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島3歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

3歳（1991年）

3月10日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、4歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（8戦1勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた11戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた12戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1400m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた13戦目は、4歳500万下のあずさ賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（9戦1勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って7着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた14戦目は、4歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（10戦1勝）。17頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた15戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西浦勝一騎手（11戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた16戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着を確保した。

6月29日、中2週で迎えた17戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマツリンドウに1馬身半の差をつけて優勝

7月6日、連闘で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦1勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

7月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の摩周湖特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

7月27日、連闘で馬体重を前走から8kg戻して迎えた20戦目は、4歳以上900万下のおおぞらステークス（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

4歳（1992年）

4月28日、約9か月の休養明けで迎えた21戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月9日、中5週で迎えた22戦目は、端勝成騎手を鞍上に迎えて、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた23戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で端勝成騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた24戦目は、オリオン特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で端勝成騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた25戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で端勝成騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた26戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で端勝成騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた27戦目は、山下誠騎手を鞍上に迎えて、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた28戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は端勝成騎手（5戦0勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた29戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で端勝成騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。