シャドープリンス（2003年生、母パペチュアール）
Shadow Prince
2003.05.14
シャドープリンス（2003年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノースエアーポート（当時8歳）と交配したパペチュアールが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は片岡 博。戦績は、地方41戦7勝2着6回。2006年の夏草特別で3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
広森久雄厩舎（北海道）へ入厩。
2歳（2005年）
5月18日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 雨/良）に出走。馬体重は438kg。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。
5月26日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のトミノチェリーをアタマ差制して初勝利を挙げた。
3歳（2006年）
4月20日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から42kg戻して迎えた3戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの大空町誕生記念芝桜まつり特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。
5月5日、中1週で迎えた4戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの端午特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。
5月18日、中1週で迎えた5戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの夏草特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
6月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。
6月15日、連闘で迎えた7戦目は、3歳戦のモエレ沼公園特別（札幌(地)ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。
8月21日、中9週で迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。
9月11日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。
9月26日、中1週で迎えた10戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。
11月5日、中5週で迎えた11戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモタックに2馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。
12月3日、中3週で迎えた12戦目は、ホオジロ特設（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコスモタックを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。
12月24日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したラフィーナを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。
4歳（2007年）
1月8日、中1週で迎えた14戦目は、原口義史騎手を鞍上に迎えて、ベストテンジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
1月27日、中2週で迎えた15戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモソニックを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
2月11日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエクセルクレバーにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。
3月3日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るデコトラを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って4勝目をゲットした。
3月17日、中1週で迎えた18戦目は、春分特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
4月14日、中3週で迎えた19戦目は、青柳健一騎手を鞍上に迎えて、桜花特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。
5月4日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキャニオンクールに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。
5月20日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナムラインパルスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけてファンの期待に応えた。
6月2日、中1週で迎えた22戦目は、初夏特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（9戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
6月16日、中1週で迎えた23戦目は、麦秋特別（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（10戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスターオブアモーレを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って単勝一倍台の支持に応えた。
7月15日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（11戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオリオンザブレイブを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。
8月5日、中2週で迎えた25戦目は、盛夏特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（12戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。
8月25日、中2週で迎えた26戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、玄界灘特設（佐賀ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。
9月15日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上B1-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（13戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。
5歳（2008年）
2月9日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた28戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、如月特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。
3月15日、中4週で迎えた29戦目は、春分特別（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。
4月12日、中3週で迎えた30戦目は、桜花特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。
4月27日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（14戦6勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。
5月17日、中2週で迎えた32戦目は、皐月特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（15戦6勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。
5月31日、中1週で迎えた33戦目は、初夏特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（16戦6勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。
6月14日、中1週で迎えた34戦目は、水無月特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（17戦6勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。
6月29日、中1週で迎えた35戦目は、夏至特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（18戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に敗れた。
7月12日、中1週で迎えた36戦目は、文月特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に終わった。
7月27日、中1週で迎えた37戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、盛夏特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。
8月24日、中3週で迎えた38戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。
9月13日、中2週で迎えた39戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。
9月27日、中1週で迎えた40戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エーシンエーケーに交わされて1馬身差の2着となった。
10月13日、中1週で迎えた41戦目は、神無月特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエクセルクレバーを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。