サチノアルコ（1986年生、母ニチドウクリール）

サチノアルコ（1986年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノノアルコ（当時15歳）と交配したニチドウクリールが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）鳥井牧場。戦績は、中央平地15戦1勝、地方19戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

7月16日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は426kg。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

8月7日、連闘で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた5戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は南井克巳騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のリファインドガールに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月22日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳400万下のりんどう賞（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた8戦目は、3歳400万下の3歳抽せん馬特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

12月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳400万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた10戦目は、3歳400万下（阪神ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手（8戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

3歳（1989年）

1月14日、中3週で迎えた11戦目は、4歳400万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で南井克巳騎手（9戦1勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた12戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳400万下の寒桜賞（京都ダート1200m 晴/重）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた13戦目は、4歳400万下の4歳抽せん馬特別（阪神芝1400m 曇/不良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（10戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた14戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた15戦目は、4歳400万下のフリージア賞（中京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

6月29日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、C1ハ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月23日、中7週で迎えた17戦目は、井手上慎一騎手を鞍上に迎えて、C1ニ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のダイワカチドキに1馬身半の差をつけて制した。

9月24日、中4週で迎えた18戦目は、C1イ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井手上慎一騎手（1戦1勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた19戦目は、こがね特別（中京(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井手上慎一騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた20戦目は、C1ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で井手上慎一騎手（3戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた21戦目は、C1ハ（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で井手上慎一騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

4歳（1990年）

6月20日、約7か月半の休み明けで迎えた22戦目は、三浦正男騎手を鞍上に迎えて、一般C3ハ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月27日、連闘で迎えた23戦目は、一般C3ニ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦正男騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた24戦目は、一般C3ニ（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は井手上慎一騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったハンザヒメから3/4馬身差の2着に敗北した。

8月1日、中1週で迎えた25戦目は、一般C3ハ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井手上慎一騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のタケイチキングに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月23日、中2週で迎えた26戦目は、C3イ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で井手上慎一騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のハシマセブンに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月13日、中2週で迎えた27戦目は、C2イ（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で井手上慎一騎手（8戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月29日、中6週で迎えた28戦目は、C2イ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で井手上慎一騎手（9戦3勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた29戦目は、倉知三千紀騎手を鞍上に迎えて、C2ロ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったアオミタイガーから半馬身差の2着となった。

12月4日、中2週で迎えた30戦目は、C2イ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は井手上慎一騎手（10戦3勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた31戦目は、C2ロ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は倉知三千紀騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。12着に敗れた。

5歳（1991年）

1月4日、中1週で迎えた32戦目は、C2ハ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉知三千紀騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。10着に敗れた。

2月1日、中3週で迎えた33戦目は、C2ハ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は井手上慎一騎手（11戦3勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。12着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2ニ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井手上慎一騎手（12戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のトヨノフレンドに半馬身の差をつけて5勝目を挙げた。