バロッサヴァレー（2020年生、母ピラミマ）

バロッサヴァレー（2020年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「オーストラリアのワイン産地名。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時19歳）と交配したピラミマが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2022年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

9月25日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシルヴァーアーマーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳1勝クラスのエリカ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

3歳（2023年）

2月12日、中8週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラスのあすなろ賞（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月23日、中9週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

7月22日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

9月18日、中7週で迎えた6戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの生田特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウウネビに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2024年）

3月16日、約6か月の休養明けで迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの淡路特別（阪神芝2600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアスカノミライに1馬身の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。