プリンセスボーラー（2012年生、母マジョリカ）

プリンセスボーラー（2012年3月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時11歳）と交配したマジョリカが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は浦新徳司。戦績は、地方29戦5勝2着6回。2015年のル・プランタン賞(牝地方重賞)で2着に入った他、2015年の高知優駿(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

米川伸也厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2014年）

5月6日、デビュー戦は川島雅人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた2戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川島雅人騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた6戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したクリールジェニーにアタマ差届かず2着となった。

8月7日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリュウノコハルに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月21日、中1週で迎えた8戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた9戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた10戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた11戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた12戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた13戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3-6（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったウォーターサムデイに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月9日、連闘で迎えた14戦目は、野根山街道特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月16日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（高知ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた16戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、2歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったリワードヘヴンをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

12月20日、中1週で迎えた17戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、2歳（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のオンダムに3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

12月28日、連闘で迎えた18戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の金の鞍賞（高知ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、ブルージャスティスに交わされて2馬身差の2着となった。

3歳（2015年）

1月18日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の花吹雪賞（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月15日、中3週で迎えた20戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のデュークワンダーに4馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

3月8日、中2週で迎えた21戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、啓蟄特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は畑中信司騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のル・プランタン賞（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したユズチャンを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

5月12日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

6月10日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（6戦1勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた26戦目は、3歳地方重賞の高知優駿（高知ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、オトコノヒマツリに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月12日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定戦のヴェガ特別（高知ダート1300m 曇/不良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で畑中信司騎手（8戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた28戦目は、山崎良騎手を鞍上に迎えて、木下智史特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のサムライマジックを半馬身振り切って4勝目を奪取した。

8月22日、中2週で迎えた29戦目は、3歳戦の栴檀特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は畑中信司騎手（9戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のブルージャスティスに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。