タガノアルジェント（2004年生、母スキャナ）

タガノアルジェント（2004年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋銀（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時10歳）と交配したスキャナが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠タガノファーム。戦績は、中央平地14戦0勝、地方3戦3勝。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上C1一。

経歴

デビュー前

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

4月21日、デビュー戦は橋本美純騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は524kg。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で橋本美純騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で橋本美純騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で橋本美純騎手（6戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着に入った。

8月12日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で橋本美純騎手（7戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、極端なハイペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

9月17日、中4週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で橋本美純騎手（8戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

12月6日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から31kg増やして迎えた10戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C7三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパパノエルに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月29日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C4二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエクスプロイダーに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2008年）

1月14日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のソレイユビコーに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月20日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

7月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた15戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

9月21日、中4週で迎えた17戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。