マルブツハヤカゼ（1993年生、母マルブツラブリー）

マルブツハヤカゼ（1993年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時21歳）と交配したマルブツラブリーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はヒサイファーム。戦績は、中央平地13戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1996年の4歳500万下。

経歴

デビュー前

中尾正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

1月27日、デビュー戦は田島信行騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったダンディコマンドに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

2月10日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（小倉芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のブルースレコードに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月23日、中5週で迎えた3戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のれんげ賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

3月31日、連闘で迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

5月3日、中4週で迎えた5戦目は、4歳500万下のひめさゆり賞（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で常石勝義騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたキッポーリック決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月19日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中京芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で常石勝義騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた7戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のゴールデンカイザーをクビ差振り切って2勝目を挙げた。

6月22日、中2週で迎えた8戦目は、4歳900万下のゆうすげステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は常石勝義騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

11月10日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた11戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

4歳（1997年）

1月5日、中2週で迎えた12戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。