プレジール（2002年生、母シマノユキヒメ）

プレジール（2002年5月19日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「愉しみ（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のパントレセレブル（当時8歳）と交配したシマノユキヒメが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はヤマオカ牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、中央障害1戦0勝、地方28戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上C1二。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

7月31日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は444kg。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

8月20日、中2週で迎えた2戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。

10月23日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

4歳（2006年）

1月26日、約3か月の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた5戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D5三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

2月8日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、谷川真生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D6一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上D5三（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で谷川真生騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

3月9日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上D5一（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で谷川真生騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上D5二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上D5二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は谷川真生騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホーリーキングを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

4月25日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上D2一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷川真生騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

5月4日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上D1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で谷川真生騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上D2三（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で谷川真生騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上D2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で谷川真生騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイティサンライズに7馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月15日、中1週で迎えた15戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C7一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C6一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は谷川真生騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアポイカムイを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

7月12日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C5二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷川真生騎手（9戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C5二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で谷川真生騎手（10戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモエイトビートに1馬身1/4の差をつけて3勝目を手にした。

8月10日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で谷川真生騎手（11戦3勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

8月22日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C1二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で谷川真生騎手（12戦3勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアイノコウジンを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って優勝

9月5日、中1週で迎えた21戦目は、たつの赤とんぼ特別（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で谷川真生騎手（13戦4勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

9月20日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上B2二（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で谷川真生騎手（14戦4勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上B3二（園田ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上B3二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は谷川真生騎手（15戦4勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上B3二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷川真生騎手（16戦4勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた26戦目は、兵庫県競馬組合設立26周年記念特別（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で谷川真生騎手（17戦4勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で谷川真生騎手（18戦4勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で谷川真生騎手（19戦4勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

5歳（2007年）

1月5日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で谷川真生騎手（20戦4勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で谷川真生騎手（21戦4勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で谷川真生騎手（22戦4勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

8月31日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた32戦目は、山田順一騎手を鞍上に迎えて、一般B7 C3（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

11月3日、中8週で馬体重を前走から25kg戻して迎えた33戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は金折知則騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。