ケイズゴールド（2006年生、母ラヴコマンダー）

ケイズゴールド（2006年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主イニシャル＋金。金メダルを願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時18歳）と交配したラヴコマンダーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高岸順一。戦績は、中央平地6戦0勝、地方8戦0勝2着3回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高岸順一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、蕭敬意によって315万円で落札された。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

7月20日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

11月23日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天与の勝負根性で諦めることなく走り切ったが、5着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

3歳（2009年）

3月10日、中9週で迎えた5戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の水晶山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、アスカルディに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って15着に敗れた。

7月12日、中6週で迎えた7戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

9月2日、中6週で迎えた8戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアストレア特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったカシノコロンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

10月20日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、平均的なペースで一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

4歳（2010年）

5月20日、約7か月の休養明けで迎えた10戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

10月22日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、一般C3一（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

12月3日、中2週で迎えた13戦目は、一般C3一（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、勝ったテラノセキトに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月31日、中3週で迎えた14戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六十七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。