ファーストリッキー（2019年生、母レディマールボロ）

ファーストリッキー（2019年1月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最初の+父名の一部。コパノリッキー産駒初年度の1番目」。毛色は栗毛。種牡馬のコパノリッキー（当時9歳）と交配したレディマールボロが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は北島牧場。2021年の金の鞍賞(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

村山明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

8月7日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

9月11日、中4週で迎えた2戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

10月31日、中4週で迎えた4戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、2歳（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエクラプリエールに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月13日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のズッシーノに約12馬身の大差をつけて断トツの支持に応えた。

11月27日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のおニュイ日々感謝特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグットクレンジングに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月11日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦の岡山県吉備の温羅特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバンブープリンに8馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月28日、中1週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞の金の鞍賞（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るグットクレンジングを鮮やかな末脚で半馬身差し切って怒涛の5連勝を決めた。

3歳（2022年）

3月31日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアザレア特別（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

10月2日、約6か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた11戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、けやき賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

10月30日、中0週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

4歳（2023年）

3月11日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの伊良湖特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

5月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

2021年10月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月24日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

10月28日、中4週で迎えた16戦目は、小牧加矢太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内雨/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧加矢太騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（2024年）

2月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの有田特別（小倉ダート1000m 小雨/良）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた20戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

2024年3月20日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。