キングトルネード（2003年生、母レイアロード）

キングトルネード（2003年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時17歳）と交配したレイアロードが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）加野牧場。戦績は、地方16戦4勝2着1回。2006年の’06雲取賞に勝利した他、2005年の若武者賞を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

八木仁厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2005年）

6月14日、デビュー戦は酒井忍騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は497kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のエンジェリックラヴに約10馬身3/4の大差をつけて1位に入線したが、その後失格となった。

7月7日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブルーカントリーに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月17日、中5週で迎えた3戦目は、2歳オープンの新星特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカネショウマリノスに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月8日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンの若武者賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るカネショウマリノスを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

10月10日、中4週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の鎌倉記念（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（4戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

11月16日、中4週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（5戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月21日、中4週で迎えた7戦目は、2歳G1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（6戦3勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

3歳（2006年）

2月2日、中5週で迎えた8戦目は、3歳オープンの’06雲取賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で酒井忍騎手（7戦3勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のソリッドマーカーに4馬身の差をつけて4勝目をマークした。

3月21日、中6週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の京浜盃（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で酒井忍騎手（8戦4勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

5月10日、中6週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の羽田盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で酒井忍騎手（9戦4勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で酒井忍騎手（10戦4勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

7月12日、中4週で迎えた12戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳G1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

11月1日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、天王山特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（11戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

12月12日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ戦のウインターイルミネーションハンデ（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（12戦4勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4歳（2007年）

1月4日、中2週で迎えた15戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、大師オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したイシノダンシングにクビ差届かず2着に惜敗した。

9月27日、約9か月の休み明けで迎えた16戦目は、ハンデ戦の夢待月特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。