トウジンゼピュロス（1990年生、母トクシンホウユウ）

トウジンゼピュロス（1990年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のグリーンマウント（当時7歳）と交配したトクシンホウユウが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）細道牧場。戦績は、中央平地30戦2勝2着4回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は1993年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

福島信晴厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

7月18日、デビュー戦は西浦勝一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は460kg。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

7月31日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったマチカネドイルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月28日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したミスターハリケーンに半馬身届かず2着に敗北した。

9月5日、連闘で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西浦勝一騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のフィールドサマーに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

9月26日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西浦勝一騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、3着に入った。

10月9日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で西浦勝一騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で西浦勝一騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

10月31日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で西浦勝一騎手（7戦1勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で西浦勝一騎手（8戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のノムラテスコレデーに2馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

12月11日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で西浦勝一騎手（9戦2勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

12月19日、連闘で迎えた12戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の夙川特別（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

4歳（1994年）

7月30日、約7か月半の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（10戦2勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（11戦2勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の唐津特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西浦勝一騎手（12戦2勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

10月2日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西浦勝一騎手（13戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西浦勝一騎手（14戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で西浦勝一騎手（15戦2勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた19戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

5歳（1995年）

3月4日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた20戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた21戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

3月25日、連闘で迎えた22戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた23戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したオーパスワンに半馬身届かず2着となった。

8月26日、約4か月半の休養明けで迎えた24戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は原田聖二騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったブリリアントルビーにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

9月30日、連闘で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で原田聖二騎手（4戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はタレてしまい15着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は原田聖二騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月17日、中5週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

6歳（1996年）

10月11日、約10か月の休み明けで迎えた31戦目は、見附正徳騎手を鞍上に迎えて、碓氷峠特別（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月20日、中5週で迎えた32戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で見附正徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月19日、中3週で迎えた33戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で見附正徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。