ホクトガーランド（1995年生、母ミステリアスダンサー）

ホクトガーランド（1995年5月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時7歳）と交配したミステリアスダンサーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北斗牧場。戦績は、中央平地22戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2000年の5歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

伊藤竹男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

11月2日、デビュー戦は吉永護騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

3歳（1998年）

1月24日、中9週で迎えた3戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキョウエイテーマを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

2月8日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定4歳500万下のうぐいす賞（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定4歳500万下の桃花賞（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

8月23日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉永護騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったレオトップガンに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

9月19日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したモルフェジンを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月11日、中2週で迎えた9戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では少しずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のアズサユミをクビ差振り切って2勝目を挙げた。

11月8日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦1勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、3着を確保した。

12月12日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の初霜特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた12戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、シンメイライコウに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（1999年）

1月9日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の若水賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

4月10日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の郡上八幡特別（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉永護騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

5月9日、中3週で迎えた15戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

5月30日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

6月20日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（函館芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

12月5日、約5か月半の休み明けで迎えた19戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

5歳（2000年）

1月16日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力でしぶとく粘り込んで、最後は2着のウエスタンレジーナをクビ差振り切って3勝目を挙げた。

2月13日、中3週で迎えた22戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の火の山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。