サンチャイルド（1996年生、母ベルチャイルド）

サンチャイルド（1996年4月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のクリスタルグリツターズ（当時16歳）と交配したベルチャイルドが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は惣田英幸。戦績は、中央平地7戦1勝、地方24戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の4歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、惣田英幸から「両国市場サラブレッド2歳」に上場され、栗山道郎によって472.5万円で落札された。

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

1月31日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るツクバコウフウを目の覚めるような末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

3月14日、中2週で迎えた3戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

5月8日、中7週で迎えた4戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のひめさゆり賞（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

9月5日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦1勝）。17頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

12月27日、中8週で迎えた8戦目は、脇本一幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九十（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2000年）

1月7日、中1週で迎えた9戦目は、門松特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で脇本一幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、世田谷区特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のミスホージョをアタマ差振り切って制した。

3月3日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は脇本一幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた12戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、春風特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた13戦目は、かんむり座特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は脇本一幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

5月12日、中3週で迎えた14戦目は、一般B3五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で脇本一幸騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に敗れた。

8月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた15戦目は、はくちょう座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で脇本一幸騎手（5戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた16戦目は、ジュノー特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で脇本一幸騎手（6戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた17戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C1一（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた18戦目は、小安和也騎手を鞍上に迎えて、こいぬ座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた19戦目は、ぎょしゃ座特別（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は脇本一幸騎手（7戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

5歳（2001年）

3月26日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた20戦目は、一般C1七八（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は小安和也騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1六七八（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小安和也騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

5月8日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた22戦目は、一般C1七八（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小安和也騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1六（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小安和也騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1七八（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森下博騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、ミナミノジョウカーに交わされて2馬身差の2着となった。

7月10日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた25戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小安和也騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

9月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1八九（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のシャインフラッグをクビ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

11月3日、中3週で迎えた28戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

11月23日、中2週で迎えた29戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた30戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、墨田区特別（大井ダート1590m 内回り晴/不良）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた31戦目は、初霜特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。