ワンダーツェーン（1998年生、母イーベルメロディー）

ワンダーツェーン（1998年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコタシャーン（当時10歳）と交配したイーベルメロディーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）平野牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方10戦4勝。主な勝ち鞍は2002年のリゲル特別(一般C3)。

経歴

デビュー前

坂田正行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

2月3日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

11月5日、約8か月半の休み明けで迎えた3戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、3歳B（金沢ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエンシュラインに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月18日、中1週で迎えた4戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るゼンノジュウダンを上がり0位の末脚で半馬身差し切って制した。

12月23日、中4週で迎えた5戦目は、リゲル特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で安部竜司騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4歳（2002年）

4月8日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、リゲル特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で安部竜司騎手（3戦2勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るミスヤスコを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月22日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で安部竜司騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月25日、中4週で迎えた8戦目は、リゲル特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安部竜司騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のハマノテイオーを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

7月20日、中7週で迎えた9戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で安部竜司騎手（6戦4勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で安部竜司騎手（7戦4勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で安部竜司騎手（8戦4勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

10月22日、中7週で迎えた12戦目は、五十嵐剛紹騎手を鞍上に迎えて、一般C2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。