マスターギラティナ（2006年生、母イシノスター）

マスターギラティナ（2006年3月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋キャラクター名」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時9歳）と交配したイシノスターが11歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は芳住鉄兵。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方5戦2勝。主な勝ち鞍は2010年の一般B12。

経歴

デビュー前

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月2日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2009年）

1月5日、中8週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、コスモディアナにクビ差交わされて2着となった。

1月24日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

4月26日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

5月23日、中3週で迎えた5戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

6月27日、中4週で迎えた6戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

7月25日、中3週で迎えた7戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

9月29日、中8週で馬体重を前走から28kg増やして迎えた8戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、オレハマッテルゼ賞（門別ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

4歳（2010年）

1月29日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B13（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

2月5日、連闘で迎えた10戦目は、「海苔の日」記念（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウォルトンコクカに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月17日、中1週で迎えた11戦目は、如月特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた12戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般B12（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフォーカスに6馬身の差をつけて順当に勝利した。

4月19日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

6月12日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を5馬身以上離して、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着に入った。