コスモバレンシア（1999年生、母スナークバンダム）

コスモバレンシア（1999年2月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時7歳）と交配したスナークバンダムが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンダム牧場。戦績は、中央平地10戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、バンダム牧場から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、ビッグレッドファームによって997.5万円で落札された。

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

11月10日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月25日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったワイドパッションをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

12月15日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシャドウスケイプを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2002年）

1月12日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下の寒梅賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（4戦1勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

8月3日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、3歳以上500万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で野元昭嘉騎手（5戦1勝）。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

8月24日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で野元昭嘉騎手（6戦1勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るアサカフラッパーを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月21日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の新涼特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で野元昭嘉騎手（7戦2勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の愛宕特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で野元昭嘉騎手（8戦2勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の渡利特別（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で野元昭嘉騎手（9戦2勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。