ゴールドバランサー（2020年生、母ゴールドグローリー）

ゴールドバランサー（2020年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+調和」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアクター（当時9歳）と交配したゴールドグローリーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は北勝ファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

鈴木慎太郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

7月23日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は458kg。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したレストアを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

9月18日、中7週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月9日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

12月11日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦0勝）。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、ダニーデンに交わされて2馬身半差の2着となった。

3歳（2023年）

1月14日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3月4日、中6週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロフティーイデアルに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月25日、中2週で迎えた8戦目は、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で内田博幸騎手（7戦1勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

7月1日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で内田博幸騎手（8戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のショウナンライシンをクビ差振り切って2勝目を奪取した。

8月19日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は10戦連続で内田博幸騎手（9戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエスティメートに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳以上3勝クラスの奥羽ステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で内田博幸騎手（10戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの市川ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で内田博幸騎手（11戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

4歳（2024年）

2月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、4歳以上3勝クラスの金蹄ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で内田博幸騎手（12戦3勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた14戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの上総ステークス（中山ダート1800m 曇/重）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入った。

4月13日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上3勝クラスの下総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。