ナムラジュピター（2002年生、母ブレーブビューティ）

ナムラジュピター（2002年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ローマ神話の天空神」。毛色は栗毛。種牡馬のクロコルージュ（当時7歳）と交配したブレーブビューティが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤本牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方16戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の一般B3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤本牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

7月4日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

12月5日、約5か月の休み明けで迎えた2戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/不良）に出走。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

3歳（2005年）

1月8日、中4週で迎えた3戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6月25日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

9月18日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた10戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、十和田湖特別（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた12戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

11月27日、連闘で迎えた13戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のルシファーズソングに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月12日、中1週で迎えた14戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

12月18日、連闘で迎えた15戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアイシャルゴールドを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

12月31日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビューティキララに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2006年）

1月9日、連闘で迎えた17戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

1月16日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

3月27日、中9週で迎えた19戦目は、一般B3（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトウカイタイトルを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

4月15日、中2週で迎えた20戦目は、一般B3（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミチノクレットを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

4月28日、中1週で迎えた21戦目は、一般B3（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

5月8日、中0週で迎えた22戦目は、一般B3（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田盛夫利騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のグラスホープを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

6月11日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で沢田盛夫利騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。